たくら+(プラス) 
注目の自治基本条例


■まちづくり一緒にやろうや条例(高知市

2001年 条例策定委員会が発足し、ワークショップ方式を取り入れながら19回開催。この委員会と並行して、シンポジウム開催、HPで検討内容公開等を実施。

→市としてまとめた条例案を市議会に提出し、議会での議決を経て2003年に施行

(特徴)・前文を土佐弁で表記
       ・市民活動の支援が充実
        ・市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例見守り委員会の設置

 

 

前文

何でまちづくりをするが。

みんなあにとって,「のうがえいまち」にしたいき。

なんかあったときに,すっと助け合える関係でおりたいき。

このまちに住んじょって良かったと思えるようになりたいき。

市民も行政もまちづくりを進めたいと思いゆう。

悩みを共有したいし,喜びも分かち合いたい。

話をしたらみんなあ目指すところは一緒ながよ。

市民同士,市民と行政がうまいことつながったらえいねえ。

みんなあでまちづくりができるようになったらえいと思わん。

ほんで,この条例をきおうてつくったがよ。

どう,まちづくり一緒にやろうや。

(訳文)

なぜまちづくりをするのでしょうか。

みんなにとって,「居心地のいいまち」にしたいから。

何かあったときに,すぐに助け合える関係でありたいから。

このまちに住んでいて良かったと思えるようになりたいから。


私たちが去年各地の自治基本例を調べてきました。その中で、上のような自治基本条例に出会いました。この条例は、土佐弁で表記することにより、地元の特徴を出すとともに、自分の町の条例だと愛着をわかせるといった効果を狙ったものである。私たちが条例を作ったときもこのような効果を狙ったものであるためにこの条例を知ったときは、私たち自身が先を越されたと感じ驚いた。