おらんとうの憲法条例(案) 前文・全訳
富士山や南アルプスをはじめとする美しい山々や甲府盆地と私たちは共存しています。この壮大な自然の中で豊かな創造性、生きる知恵を育んできました。
また、甲府市のシンボルである、カシの木は空に向かって伸び、ナデシコの花は暑さや寒さにも耐え、カワセミは死ぬまで生まれた地を離れない野鳥であります。このように、自然の生きる力には私たちも学ぶところがあるのではないでしょうか。
時代の流れの中で国は、地方分権を行い、私たちは今、私たち自身で私たちの住んでいる地域を自らの手で築く(変える)ことが出来るようになりました。
そこで、私たちと甲府市に今、何が必要なのでしょうか?
独自の地域として甲府市がより活力に満ち溢れたまちをつくっていくためには、私たちと甲府がパートナーシップを築き、私たちの持つ創造性・知識・社会経験等が生かされ、私たちの持つ不安や不満が市の問題として十分に論議されるようになることが必要です。
そのために、甲府市民一人一人のやるべき事を示し、住民の責務、市長の責務、議員の責務、を明記し、さらに甲府市民として国と地域の関係を理解することが重要であります。それを実現するために、甲府市にルールを定めることが必要なのです。
私たちは、カシの木が伸びるように将来へ向かって成長し、ナデシコの花のようにたくましく、カワセミのように生まれ育った地をこれからも一人一人が愛し、また、自らを育成し続けていくまちづくりを目指し、ここに 条例を制定します。
これは私たち「たくら」が考えた前文(案)です